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照明の組み込み

ホーム編
▽▽▽ 以下、2007.11.03更新 ▽▽▽


ホームの照明に何を使うか、非常に悩みました。
建物と同じ砲弾型のLEDを使用するわけにも行かず、かと言って照明無しでは明らかに不自然ですからね〜。
当初は砲弾型のLEDから光ファイバーでホーム屋根へ光を導き、照明とする案を検討しましたが、光ファイバーでは点の照明にしか出来ません。
更に検討すると、側面発光型の光ファイバーが有ることが分かりましたが、普通の光ファイバーと側面発光型の光ファイバーを接続したり、あまり明るくないらしい等の理由により断念。
結局、チップLEDを利用した照明を自作することにしました。

写真左から、LED点灯回路、チップLED、ポリウレタン銅線

LED点灯回路は、RFADテクノロジー製(WL0696)をLEDパラダイスで購入。
チップLEDは、2012白色チップLEDLEDパラダイスで購入。
ポリウレタン銅線は、外径φ0.29mmの物を共立エレショップで購入。


チップLEDの拡大写真です。
メチャクチャ小さいです。

大きさ2.0mm×1.25mm、厚み0.68mmと極小です。
当然の事ながら電極は更に小さいです。
コレを見た瞬間、「こんなもんハンダ付け出来るんか?」若干の後悔と大きな不安が・・・。
因みにハンダ付けをする時は、右手に半田ごて、左手に銅線を持ちながらの半田付け作業になります。
チップLEDを持つ手が足りません。
猫の手でも借りたいぐらいです。幸い我が家に猫はたくさん居ますが、飼い主の言う事など聞く耳持たない連中です。ピンセットでLEDを掴める様に調教するには100年特訓しても無理でしょう。その前に猫と私の寿命が尽きてしまいます。

仕方なく、チップLEDを固定する為に両面テープで木片に貼り付けながらハンダ付けをしようとしましたが、半田ごての熱で両面テープが溶けました。当たり前ですね。
そこで、ペンチのグリップ部に輪ゴムを掛け、クリップの様にしてLEDを挟みながらハンダ付けをしました。
適度な重量があり、比較的うまく行きましたが、普通はどの様な方法で作業するのでしょうか?よく解りません。
ペンチで握り潰したLED 2個、何処かに飛んで行ったLED 1個、電極がハンダでグチャグチャになってムカついて捨てたLED 2個

チップLEDと格闘すること4時間、何とかホーム1つ分、11個のLEDの接続が完了しました。(両端の銅線は仮の短い銅線を付けています)
ハンダ付け部の強度に不安が有るので、何か工夫が必要なようです。
また、銅線も更に細い0.2mmの線が良かったかも・・・。

2つ目を作る時は、もう少しマシな物が出来ると思います。


ハンダ付け後のチップLEDの拡大写真です。
今にも外れそうな頼りないハンダ付けですね〜。
我ながらあまりの下手クソ加減にイヤになります。
「だって見えないんだもん!」と言い訳してみる。

最初LEDに熱を入れ過ぎると壊れると思い、半田ごての温度をハンダが溶ける程度の低めの温度で使用していました。
もっとも温度表示など無いので、感覚的な物ですが・・・。
ところが実際には、あまり神経質にならず温度を上げてしっかりハンダ付けしてもLEDは壊れない様です。
かなり何度も執拗にハンダ付けをしたLEDも壊れませんでした。
因みに今回使用したハンダの融点は190℃、チップLEDの耐熱は240℃で5秒です。
LED点灯回路に電源を接続します。
電源は乾電池です。
因みに入力電圧は6V〜14Vの範囲で動作し、最大30個のLEDを点灯させる事が出来ます。
スイッチ付きの単4乾電池4個入りの電池ケースを基盤と繋ぎます。
取り外せる様に途中にコネクターを入れました。
コネクターは手元にあったTomixの電動ポイント用クロスコードを切断して使用しています。
クロスコードを使用した為にコネクターを境に電線の色が逆になってしまいました。
ハンダ付けが終わるまで気が付かず、普通に+側に赤、−側に黒の線をハンダ付けし、コネクターを繋ごうとしたら「アレ?繋がらへんやん!」って訳で、ハンダ付けをやり直す羽目に・・・。
ほんとお馬鹿ですね。
点灯回路に仮ハンダ付けし、いよいよ点灯試験です。
一発で点灯しました。
思わず「オ〜」って一人で喜んでしまいました。
マジで感動ものです。
ところが、写真を撮影した直後にハンダ付けが外れました・・・。

今回は22個(11×2)のLED全てを直列に接続します。
外れたハンダ付けをやり直した後、部屋の照明を落として再度確認。
good!
▽▽▽ 以下、2007.11.14更新 ▽▽▽
2つ目の照明は銅線のハンダ付け部をL字に折り曲げ、LEDとの接点を点から線に変え、よりハンダ付け部の強度を増すように試みました。(後に後悔する事に・・・)
ハンダ付け部の高度は上がりましたが、位置合わせがシビアになった上に、電極と銅線との平行度を保つ必要が生じるなど、より難易度を上げる結果になってしまいました。
更には、これまで無理な力が加わった場合にハンダ付け部が外れていたものが、ハンダ付けの強度が上がった為にハンダ付けが外れずに電極から外れるようになってしまったのは大誤算でした。
電極が外れると再ハンダ付けが出来ず、新しいLEDに交換する必要があります。
これには参りました。
正直言って電極が外れる度に挫けそうになりました。いや、実際かなり挫けていました・・・。
そこで考えたのが、ハンダ付けが終わったLEDから順次エポキシ接着剤で固めることにしました。
この方法は時間と手間は掛かりますが、うまく行ったので結局1つ目の照明ユニットは廃棄し、全てこの方法で作り直しました。

今回はコニシの「エポクリヤー」を使用しましたが、硬化開始5分と早く、セメダインの「エクセルエポ」が硬化開始10分なので、こちらの方が落ち着いて作業が出来ると思います。
エクセルエポは近所のホームセンターで入手できませんでした。

始めて使われる方は、適当な残材で試用することをお勧めします。
取扱説明には、A剤とB剤を「充分に混ぜる」と記載があるだけで、曖昧な表現です。管理人は充分に混ぜたつもりでしたが、混ぜ方が足りず硬化不良を起こし、エライ目にあいました。
エッ?そんなの常識って?
完成した照明ユニットをホームの屋根裏にマスキングテープで仮止めし、ホームを所定の位置に仮設置しました。
電線も全て仮配線です。






スイッチ”ON”

感動!

自分で言うのもなんですが、感動的な出来栄えです。
苦労が報われた瞬間ですね。
思わず見惚れてしまいました。
あまりの嬉しさに馬鹿みたいに沢山写真を撮ってしまいました。
光量が足りず、LEDの数を増やす必要があるのではないかと心配していましたが、充分な光量が得られました。



チップLEDのハンダ付けについて
半田ごての温度は高過ぎてもダメなようです。もちろん低過ぎてはハンダが溶けません。
LEDが意外と熱に強い事を良い事に高めの温度でハンダ付けをしましたが、うまく行きませんでした。温度が高過ぎると電極を傷めることにもなり、やはり適温があるようです。
しかし、具体的に何度ぐらいかが適温なのか解りませんし、解った所でその温度をキープするには高価な温度調整式半田ごてが必要ですが・・・。
私の場合は何度も失敗しながら、半田ごてのコテ先の色(焼け具合)を眼で見て、何となく良い感じの所を探りながらの作業でした。
20個以上のLEDを無駄にしたおかげで、ハンダ付けも上達しましたが・・・。

今回は銅線をL字に曲げましたが、エポキシ接着剤で固めるのであれば、真っ直ぐのままハンダ付けした方がハンダ付けがやり易く、強度も変わらない様な気がします。


ポリウレタン銅線について
ハンダ付けの熱でポリウレタンの被服が溶けるので、被服を剥く必要が無いのが売りですが、出切ればハンダ付けの前に削り落とすか、溶かしておいた方が良い様に思います。
ハンダ付け中にうまくポリウレタンの被服が溶けていない様な気がします。単に腕が悪いだけ?
上から見ると屋根裏のLEDが透けています。
「お前もか〜!」って感じですが、仕方がありません。
他の建物と同じ様に屋根裏を塗装するか、LEDの裏にアルミ箔を貼る必要がありそうです。
屋根の表面を塗装したら透けなくならないかな〜って淡い期待を抱きつつ・・・。
つづく・・・。


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